予想どおり最下位のヤクルト 「ぬるま湯球団」とファン嘆き節
「昨季と同じような試合ばかりで、ヒドすぎます」
古株のヤクルトファンである吉川潮氏(作家)がアキレ返っている。
10日の中日戦は、八回に石山が平田に決勝2ランを浴びて敵地3連敗。開幕から投壊が続くヤクルトは、この日も先発古野が三回までに4失点。だが、開幕から中継ぎを酷使していることもあってか、五回まで引っ張り計6失点。チーム防御率が12球団最悪の6.62ではファイティングポーズもとれず、小川監督は「これではどうしようもない」と、うなだれるしかなかった。吉川氏の嘆きは続く。
「見どころがバレンティンと小川泰弘だけというのも去年と同じ。フロントが最下位に転落した反省をしていたのか。何しろ補強にカネをかけなさすぎです。優勝チームの巨人がFA選手や高給の助っ人を獲得しているのに、最下位チームがほとんど何もしないんだから。開幕前にCSのプロ野球番組で順位予想をしていて、12人の解説者のうち11人がヤクルトを最下位と予想していた。ヤクルトOBの苫篠賢治だけがお情けで4位だったけど、当たり前だよね」