菅野徳雄ゴルフジャーナリスト
１９３８年生まれ。岩手県出身。立教大卒。１９６４年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。
左足を強く踏み込むとスピードが生まれる
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クラブを取り出して、そのシャフトの上に左足を乗せて構える。バックスイングで体をひねると左腰と左ひざも内側に入ってくるので、それによって左足のかかともかなりヒールアップする。助手にシャフトを持ち上げさせて、地面から離れる左かかとにシャフトをつけて、ダウンスイングをするときにヒールダウンすることによって踏まれたシャフトがバタンと地面をたたいて凄い音が出る。
「バックスイングでヒールアップし、ダウンスイングでヒールダウンして左足を強く踏み込むことによってクラブを振り抜くときのスピードが生まれるのだということを分かってもらいたい。ニクラスやジャンボもヒールアップしているのに、日本のゴルファーは飛ばしたくないのだろうか？」
左足かかとを上げ下ろしすることによってリズムをとれるので、スイングのタイミングもよくなると言っていた。
（日本ゴルフジャーナリスト協会顧問・菅野徳雄）
