セペダとアンダーソンに引導を渡されそうな巨人・高橋由
始動したセペダに戦々恐々?
キューバの大砲が巨人で始動した。
12日に来日し、入団会見を行ったフレデリク・セペダ(34)が13日、早速ジャイアンツ球場で初練習。フリー打撃では右打席で42球、左打席で50球を打ち、50球のヒット性の当たりを放った。
「コンディション? いいよ。ここには野球選手に必要な環境がすべて揃っている」
と、球場施設に感激していたこのセペダを原監督は、15日に東京ドームでの一軍練習に合流させるとしている。即一軍登録の可能性については、「ないわけではない。彼の力を探ろうなんて気持ちはさらさらない」と異例の早さでの一軍登録も示唆。起用法は「左翼一本」とし「実力至上主義という一点の中で強いチームであるために用兵を考えたい」と、盛んに「競争」を強調している。
とはいえ、「それは表向き」と、セ・リーグのある首脳陣は、
「層が厚い外野もそうだし、4人の外国人枠もロペス、アンダーソン、投手のマシソン、セドンは高水準。キューバからわざわざ譲ってもらったセペダは、仮に打てなくても守れなくても簡単には外せない。投手を獲得するならまだしも、外野の1人、助っ人の1人がセペダによって外されることになれば、チーム内はギクシャクする。外野なら大歓迎」