不振の主将を途中交代…巨人・原監督が阿部に引導を渡す日

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 巨人阿部慎之助(35)が三回表の途中でベンチに下げられた。
 巨人先発のセドンがボコボコにされた30日のヤクルト戦。2回3分の2をボークあり暴投ありの10安打6失点の大乱調を演じると、怒った表情でベンチを出た原監督がセドンと一緒に何と捕手の阿部の交代も審判に告げたのだ。その場で阿部を呼んで自ら通達。故障でもないのに、主将がこんなに早く交代するのは、近年にない“事件”だった。

 今季、打率.211、4本塁打。打撃不振が続き、2日連続で早出特打を敢行したものの、この日の第1打席は当てただけの三ゴロ。原監督は「本当は(阿部を)代えたくない。勝つための最善策。(阿部)慎之助のところに投手を入れる策を取った」と説明。平たく言えば、他の選手を使った方がまだマシということである。阿部は「しょうがない。ああいう展開にしてしまったから」と球場を後にした。

 ヤクルトとの前のカードで2戦4発。誰もが目を覚ましたと思ったが、再び不振に陥った。その後出場した9試合で30打数3安打、打率.100。得点圏打率も.059とかつての栄光がウソのような成績だ。原因は首、左ふくらはぎ、腰とあちこちが痛い満身創痍(そうい)の体調が指摘されている。

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