3連敗の巨人 「地獄を見たあのシーズン」に酷似してきた
そのため、11年の先発オーダーは何と108通り。前の年が84通りだったから、打順を組むのも四苦八苦だった。原監督が「夏までに打順を固める」との方針を打ち出している今季もしかり。この日も矢野を5番に入れるなど、猫の目打線で臨んでいるだけに、今年も108通りに近づくかもしれない。
1点差ゲームにも弱い。今季4勝5敗。11年も23勝27敗と負け越した。抑えを含めた救援陣の不安定さが1点差試合を落とす要因となっている。今季のチーム打率は.279でリーグ2位にもかかわらず、得点は176で同4位。ヒットを打っている割に点が入っていない。得点がリーグ3位だった11年もタイムリー欠乏症なんて言われただけに、関係者の頭にはイヤでも悪夢がよみがえるわけだ。
■オフには大騒動が勃発した
「11年は貧打の打開策として6月にフィールズという助っ人が入団したものの、打率.202であっという間にクビになった。セペダはそうならないことを願うけど、開幕後の緊急補強というところも、あの年に似ている」(前出の関係者)