3連敗の巨人 「地獄を見たあのシーズン」に酷似してきた

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 スポーツ紙に言わせれば、「アンちゃんショック」ということになるらしい。

 14日、ヤクルトに3-10と大敗した巨人はこれで3連敗。この日、アンダーソン(32)が右太もも裏の肉離れで登録を抹消された。13日現在、打率.370で首位打者を快走していた助っ人の離脱は大きな痛手。原監督が最も怖れていたことで、ナインに動揺が走ったのは確かだろう。

 開幕から全試合に先発し、打率.316、16打点と好調だった橋本も肉離れで9日に二軍落ち。外野のレギュラーが2人も消えることになる。

 巨人はこの2年、大きな故障者を出さずにリーグ連覇を果たした。が、今年は最初からケガ人が続出。キャンプで沢村、亀井らが相次いで離脱し、いまだに二軍調整中だ。阿部、片岡、坂本らの中心選手の多くが故障の不安を抱えている。

 ある球団関係者は「今年は11年に似ている気がする」と言う。ダントツの優勝候補と言われながら、2年連続の3位に沈んだ年である。あの年も春先から故障者が相次いだ。開幕前に阿部、開幕後に山口、高橋由、小笠原、亀井といった主力が5月半ばまでに次々と戦列を離れた。

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