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松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

安倍政権の「プロ野球16球団」構想をおちょくってみた

公開日: 更新日:

低俗な政治屋が我が発案のように

 自民党の日本経済再生本部がまとめたアベノミクスの次の一矢「日本再生ビジョン」に含まれた、プロ野球の球団を16に増やし地方活性化につなげたいという案に、賛否がかしましい。

「総理のおっしゃることはいつもパーフェクトやわあ」ともろ手を挙げて、見境なくものを言う女政調会長が本部長と聞いて、あ、こらダメだと思った。

 安倍政権は、繰り出す矢が尽きてくると次なる庶民ウケを探す。低俗な政治屋が我が発案のように総理へご注進する。それへ、この際、矢数が欲しい総理が飛び付いたのは想像に難くない。

 総理と本部長との悪乗り酒席は以下のようなものではないか?

総理「法人税も下げたことだし、企業が協力してくれて庶民が喜ぶような矢が欲しいと、おめます」

本部長「地方活性化にプロ野球使うのはどうか、という考え、私持ってます」

総理「ほう、君が?」

本部長「はい、昔から」(ウソをつきやがれ)

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