貧打ロッテ 緊急補強リストに載る「ロートル」と「問題児」
しかし、外国人選手として初の2000本安打を達成したラミレスも今年10月で40歳。いくら日本球界を知り尽くしているとはいえ、DeNAでの最終年となった昨年はわずか56試合の出場で打率.185、2本塁打、14打点に終わった。守備の負担のないDH制はプラスになるかもしれないが、球団内には「起爆剤になるような力が残されているのか」と懐疑的な声もあるという。
もうひとりが、現DeNAの中村紀洋(40)だ。実績も経験も十分の右の和製大砲。中畑監督と衝突して二軍落ちのペナルティーを食らったところにもってきて、キューバからグリエルがやってきた。二塁と三塁が本職のこの超大物の加入で、中村はますます不要。交換要員次第では、こちらもすぐにトレードが成立する可能性はある。
「とはいっても、中村も7月で41歳。札付きの問題児ですから、フロントが二の足を踏むのも仕方がない。格安年俸で獲得できれば損はないとはいえ、イチかバチかで獲得するのか、その判断に悩んでいるんでしょう」とは、前出関係者。
補強期限は7月末である。