オリックス 貯金18の快進撃支える「脱・岡田」と「金一封」
17日現在、貯金18は12球団でダントツ、交流戦でも首位・巨人に肉薄しているのがオリックスだ。
メンバー自体はペーニャと李大浩が入れ替わった程度で、昨年と大差ない。大きく変わったのはベンチの雰囲気とカネだという。
昨年までは岡田彰布前監督時代のムードを引きずっていた。岡田前監督時代、試合中のベンチは常にピリピリ。勝つ方向を向いているならまだしも、コーチや選手の視線は岡田前監督に注がれていた。
岡田監督の逆鱗に触れないことばかり考え、勝っても負けてもベンチ内はお通夜だった。
■ベンチ内に笑顔
その呪縛がようやく解けたのかどうか、今年はベンチ内に笑顔が目立つ。野手同士が投手の攻略法を話し合うなど、内部に活気が出てきた。
勝ち試合に出る「監督賞」も大きい。選手はもちろん、裏方にも金一封が出るシステム自体に変化はないとはいえ、それもAクラスにいることが条件とか。ヨーイドンで負けが込む例年は効果なしでも、スタートダッシュに成功した今年は裏方さんたちもホクホクらしい。