3戦連続弾メッシはマラドーナを超える英雄になれるのか?
「メッシがいれば、すべてのことが解決する」
アルゼンチン代表サベラ監督がこう口にする。絶対的エースのFWメッシ(26)がまた決めた。この日のナイジェリア代表戦でも2ゴール。初戦から3戦連続、通算4ゴールで得点王争いのトップに並んだ。
前半3分、メッシからのパスをつないだ味方選手がシュート。左ポストに当たって跳ね返ったボールを、猛スピードでゴール前に飛び込んだメッシが突き刺した。さらに1―1で迎えた前半ロスタイムには、20メートルのFKを左足でゴール右隅に叩き込んだ。
アルゼンチンが3試合で決めた6ゴールのうち、メッシが4ゴール。今大会のアルゼンチンは完全に「メッシのチーム」となった。メッシは、このままゴールを量産して母国のスーパースター、マラドーナになれるのか。
メッシは10歳で成長ホルモンの分泌障害が発覚し、所属していた地元のクラブから見放された。しかし、入団テストでメッシの才能にほれ込んだスペインのバルセロナが「一家でスペイン移住」を条件に治療費を全額負担。メッシはスペインに渡ってキャリアを築き上げた。