高校時代の恩師が語る マー君の「故障までの3カ月と今後」
――前半戦はア・リーグトップの12勝をマークしましたが、ここまでの活躍は予想できましたか?
「リーグトップの勝ち星を挙げるほどの働きをするとは思いませんでした。クオリティースタート(6回以上を自責点3以内)の記録(メジャータイ記録となるデビューから16戦連続)に並びましたけど、それだけ試合をつくっている証拠でしょう。打たれながらも要所で抑えるところは日本時代と変わらないスタイルだと思います。正直、ここまでやるとは思いませんでした」
――投球自体に変化はありましたか?
「私が見る限り、それほど変わってません。ただ、進化している部分はあり、相手の力量を見極めて、上手に投げ分けられるようになった。捕手のリードもあるのでしょうが、相手打者との駆け引きもできていました。将大には軽打で細かくつないでくる日本よりも、積極的に振ってくるメジャーの打者の方が合っていると思いますね。多分、本人もメジャーの打者を相手にした方が投げやすいと感じていると思う」
――右肘を痛めてDL入りしましたが、前半戦で異常は見られましたか。