勝つためにそこまで…甲子園出場校にも「殴る指導者」はいる

公開日: 更新日:

 名の知れた野球学校ながら、その地方紙記者は「勝つためにそこまでやるか」とアキれたという。アマチュア野球担当のベテラン記者がこう言った。

「今回、甲子園に出る学校でも関東の常連校監督とか、強豪校のコーチとか、東海地区の名門校監督とか……いまだに部員に手を上げる指導者は多い。周囲はヒヤヒヤものですよ。ただ、三振したり、ミスをしたりするから殴るわけじゃない。グラウンドに持ち込み禁止のスマホを持ってきたり、髪の毛を決められた長さにしなかったり、最低限のルールを何度注意しても守らなかったときに手を出すケースが圧倒的に多い」

 殴る側にも事情があるというのだが、だから手を上げてよいという理屈にはならないし、バッターボックスの白線を消さなかったから殴るなんてのは言語道断。

 出場校にもこれだけ殴る指導者がいるのだから、甲子園期間中に逮捕される監督が出てきても不思議ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…