茨城・藤代の菊地一郎監督に聞く「県立校のスカウティング」

公開日: 更新日:

――そもそも監督は龍ケ崎一高から法大を経て、松丘、守谷、そして藤代と県内の高校を転々としている。転勤が多いと大変じゃないですか?

「茨城の県立は10年で転勤というのがあるので大変です。私学は職員としてひとつの学校でずっと指導ができますが、僕らはできません。ただ、監督が転勤したら部が弱くなるというのは、監督として一番の失敗だと思っています。それくらいの組織しかつくれなかったんだと。応援してくれる後援会も大切にしながら、いずれ自分がいなくなっても、次の人に組織をつなげていかないといけない。それが僕の高校時代の恩師である持丸修一監督(現専大松戸高監督)が就任してから、5回の甲子園出場につながっていると思う。僕の前任(張替監督)は野球経験がないのに甲子園に導いている。だから持丸先生のつくった形を壊さないようにと思って常にやっています」

――3年前も常総、霞ケ浦に勝って夏の甲子園に出ていますね。

「(きっぱりと)正直、2校には分が悪い感じはないですね。かなわない相手という感覚ではやっていません。予選で常総と戦っても、やっぱり私学特有のプレッシャーがあるんですかね。そういうものを感じました」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動