東邦・森田監督が語る「選手争奪戦」「強豪校監督逮捕」
12日に登場する東邦(愛知)は6年ぶり16回目の出場。指揮を執る森田泰弘監督(55)はOBで駒大、本田技研鈴鹿を経て、83年にコーチ就任、04年に阪口慶三監督(現大垣日大監督)からバトンを引き継いだ。激戦区・愛知県の選手集めや、県内の強豪校・豊田大谷の監督が逮捕されたことなどを聞いた。
――中京大中京や愛工大名電など全国でも知られる強豪がいる激戦区で、優秀な中学生の確保も大変なのでは?
「中京と名電でいえば、ウチとの違いは併設の大学の知名度ですね。ウチにも(01年設立の)愛知東邦大学があるんですが、中京大、愛工大と比べると歴史や認知度に差がある。父兄はやはり<大学への進学実績はどうなのか?>と卒業後の進路を気にしますんでね」
――大半がエスカレーターで大学に行ける中京や名電になびくことも少なくないと。
「だからウチは、(中日の朝倉健太らの)プロ入りした実績や大学、社会人を含めた話をさせてもらっています。ただ、寮もありませんし、下宿している生徒は1割ほどいますが、特待生が1学年で5人以下が望ましいと高野連に決められてますので、なかなか…」