巨人戦決勝打の広島・堂林 “覚醒”にOB山本浩二氏の助言あり

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 手荒い祝福が待っていた。お立ち台でのヒーローインタビュー。「頂点しか目指してません。皆さんも一緒に頑張りましょう!」と声を張り上げて締めた瞬間、顔面にパイを押し付けられ、頭から大量の水をぶっかけられた。23回目の誕生日を迎えた日に決勝タイムリー。クリームで真っ白になった堂林翔太の顔には満面の笑みが広がった。

 17日の巨人戦。2-4の八回2死走者なしから同点に追いついた。なおも一、三塁の好機で打席に立ち、2球で追い込まれた。それまでの4打席は無安打。同点どまりか、とスタンドのトーンが下がったものの、ここから粘り、巨人の切り札左腕・山口の8球目、低めのボール球に食らいついて中前にはじき返した。

「素晴らしかったね。見たことない上手な打撃をした」と、野村監督も目を丸くする一打だった。

 人気はチームでナンバーワン。誰もが将来の広島を背負って立つと期待する。この日の試合前には大物OBの山本浩二氏から「トップが浅いから空振りする。もっとしっかりトップを取れ」とアドバイスを受けた。

 昨年の打率が.217で今季も.260。うるさい“外野”に惑わされることもあるだろうが、首位巨人に3ゲーム差と迫るこの日の決勝打。OBの助言はで飛躍のきっかけを掴みそうだ。

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