巨人ロペスの「左翼コンバート」 高橋由の抹消で現実味も

公開日: 更新日:

 今月に入り、阿部が一塁へ回るようになったため、出場機会が激減。ロペスは首脳陣に直訴し、外野の練習を開始している。発注していた外野用グラブも手元に届いた。大西外野守備走塁コーチは「肩は強いし意欲的」と好評価。阿部は捕手に復帰しているが、体調面を見ながら一塁との併用が理想と考える原監督は、左翼の守備力をあまり重要視していない。今季もアンダーソンやセペダといった足にも肩にも難のある選手を「打撃優先」で起用しているから、ロペスの左翼起用も可能性はゼロではない。

 チーム関係者によると、ロペスは来年以降、阿部が一塁専任になることを考慮。出番を求めて来季は米国、もしくは日本の他球団でのプレーを模索しているという。ただ、巨人の年俸は1億7000万円。こんな好条件で契約してくれるのも、金満巨人くらいだと知っている。現実味を帯びてきた「素人左翼」のぶっつけデビュー。昨季は打率・303、18本塁打。ジャパニーズドリームをつかんだ助っ人は、一塁と慣れない左翼を兼務し、チーム内外に存在をアピールするつもりでいる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動