錦織を鬼指導 メンタルの弱さを指摘したチャンコーチの箴言

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 あれから3年、戦後の日本男子として、初の4大大会でのベスト4入りを果たしても、インタビューでは当たり前のような顔をして受け答えしていた錦織。確実にメンタルは強くなっている。

 多くの人は難問や新しいことにチャレンジする時、はなからできないと諦めてしまう。前出の児玉氏は、「そういう人たちは、できない、あるいは失敗する言い訳を事前に考える」と言って、さらにこう続ける。

「例えば、かつてないほど大きな商談に向かう営業マンなら『オレには荷が重すぎる。話がまとまるわけがない』と思うわけです。『1%でも可能性があるのなら、成果を出すぞ』という強い意志で臨む者とは大きな違いです。どんな状況でも、今自分ができることを精いっぱいやる。力を出し切る努力をする。成長した錦織はそれを教えてくれている」

 錦織は今大会、「勝てない相手はいない」と語っていた。現在の充実したメンタルがあれば、世界1位のジョコビッチは怖くない。

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