岡田氏阪神監督「再登板」 球団の狙いはオリ金子の“口説き役”
岡田氏はオリックス監督就任直後、真っ先に着手したのが、先発で鳴かず飛ばずだった平野佳の「セットアッパーへの転向」だった。これが功を奏して、平野佳はその後、球界を代表する救援投手に成長。本人はこの恩を忘れていない。
金子も同様だ。毒舌で知られる岡田氏がオリックス監督時代、どんな時でも「ウチのエース? そら19番(金子)しかおらんやろ」と全幅の信頼を置いていた。金子本人にとって悪い印象は全くない。
「阪神は和田監督続投なら金子、平野の獲得は絶望的です。でも、岡田さんを交渉役にすれば何とかなるかもしれない。阪神フロントが、決して好印象を持っていない岡田さんを再び呼ぶとすれば、それはFAで金子と平野を取るためかもしれません」とは在阪メディアのひとり。とはいえ、今の阪神フロントにそんな「寝技」が使えるとは思えないのだが……。