ダウンスイングの軌道チェックはヒザ立ち打ちが有効
米国選抜と欧州選抜がチーム戦で戦うライダーカップ。2年に1度の開催で、今年の舞台はスコットランドのグレンイーグルス。
欧州はホームで迎えた節目の40回大会を制し、これで通算勝敗は13勝2分け25敗。数字上ではいまだ大きく負け越しているが、1995年からの10試合では8勝2敗と米国選抜を圧倒している。
世界ランク1位のローリー・マキロイも欧州チーム選手として出場し、最終日の個人戦では確実に勝利を挙げている。
マキロイに限らないが、欧州選手の多くはトップの位置が低い。かつてのベン・ホーガン同様、フラットなトップから300ヤードを超える豪快なドライバーショットを放っている。
本題に入ろう。フラットなトップを体感するのに役立つのが水平素振りだ。直立状態からヘッドとグリップを肩の高さに持ち上げ、それで地面と水平に素振りする。これをやるとスイング中に腕の上下動はほとんど発生しない。腕を横に振る感覚、すなわちフラットにスイングする感覚を短時間で覚えられる。