秋巡業休場…逸ノ城も撃沈した「かわいがり」と「取材攻勢」
そんな逸ノ城に「追い打ち」をかけたのが、マスコミの取材攻勢。秋場所後の1週間の休み中は、テレビや新聞、雑誌の取材に追われ、結局まともに休めたのは1日だけ。
巡業中は休憩時間になれば担当記者たちが殺到し、勧進元への対応にも駆り出される。押した手形の数も、横綱白鵬よりも多かったほどだ。
「某局などは早くも密着ドキュメンタリー番組で取り上げようと、稽古後の宿舎まで一日中カメラを回していた。そもそも、逸ノ城はモンゴルの遊牧民。地平線が見える大草原で、時計すら不要の生活を送っていた。それが分刻みのスケジュールで取材を受けるのだから、ストレスで参ってもおかしくない」(前出の記者)
決まり手は「カルチャーショック」か――。