ジャイアンツ2年ぶり王者 ロイヤルズ青木は無安打に終わる
ロイヤルズの下克上はならなかった。ワールドシリーズ第7戦は29日(日本時間30日)に行われ、ロイヤルズがジャイアンツ相手に2-3で敗戦。3勝4敗で29年ぶりの世界一を逃した。
2点を先制された直後の二回、6番ゴードンの二塁打などで同点に追い付く。早めの継投で四回1死一、三塁のピンチで160キロの救援右腕ヘレーラを投入したが、モースに右前適時打されて勝ち越しを許した。
五回以降は中2日で登板した相手のエース左腕バムガーナーの前に手も足も出なかった。五回、先頭のインファンテの右前打を足がかりに1死二塁としながらも青木、ケインが打ち取られて好機を生かせない。その後もバムガーナーの緩急をつけた投球にロイヤルズ打線は沈黙。九回には安打と敵失で2死三塁の好機を得たが、最後は7番ペレスが三邪飛に倒れて敗退が決まった。
「2番・右翼」でスタメン出場した青木は、3打数無安打1四球だった。
ワイルドカード同士の対戦となったワールドシリーズは、ジャイアンツが12年以来2年ぶり8回目の世界一を成し遂げた。
シリーズMVPには1、5戦勝利投手、7戦でセーブをあげたバムガーナーが選ばれた。