急増「地元ファン」に私生活妨害され ロイヤルズ青木タジタジ
ロイヤルズ・青木宣親(32)が崖っぷちだ。
本拠地でのワールドシリーズ1、2戦にスタメン出場しながら2試合とも無安打。敵地サンフランシスコでは先発メンバーから名前が消え、3戦連続スタメン落ちとなった日本時間27日の第5戦も途中から守備に就いただけだった。
ワールドシリーズはここまで8打数無安打。チームはジャイアンツ相手に王手(2勝3敗)をかけられた。
青木はこれまで日米の報道陣に丁寧に対応してきたが、ここにきて明らかに不機嫌そうな表情を見せるようにもなってきた。自身への不甲斐なさから苛立ちがピークに達しているのだろうが、原因はそれだけではない。
実はワールドシリーズ開幕前から極度のストレスに見舞われていたという。ロイヤルズは85年の世界一を最後に長らく低迷。当然、地元ファンからはソッポを向かれてきた。それが、今季の快進撃で一転。ロイヤルズが勝ち進むたびに、にわかファンが急増し、第3戦の中継はカンザスシティー地区で49%という驚異的な視聴率を記録したほどである。そのため青木は、地元カンザスシティーでプライベートがない状態にさらされたのだ。