<第4回>松山英樹は英語スピーチで面白いこと言えばよかった
――松山には帰国した際、国内大会でいろいろアドバイスしています。
つい先日も、元シアトル・マリナーズ投手の佐々木主浩さんが(大学の後輩に当たる)松山と食事をすると言っていたので、「いかんせん松山はメディア受けが悪いので、佐々木さんの口からも、もうちょっとメディアに笑顔で対応するとか、その日一日の感情を出すとか、言葉数を増やすように言って欲しい」と頼んだのです。
そうしたら明るい笑顔の写真がスポーツ紙に載るようになってきたので、少しずつ進歩してはいるようです。
ぼくが一番最初にメディアルームに呼ばれた時は、「アイ・ライク・チーズバーガー」って一言目で笑いを取って盛り上げました。それをするのが格好悪いと思っちゃうんでしょう。
遼はキチンとしゃべる優等生的なところがあるけど、英樹はあまりしゃべらない。ちゃんとコメントできる遼に対するジェラシーだと思うんですよ。
――これからの松山に注意するとしたら。
グリーン上でボールをリプレースするところが違うと、デービス・ラブⅢに指摘された。あれで少し信用を失った。