<第3回>松山英樹の出場義務試合数はおかしな話だ

公開日: 更新日:

 昨年、松山英樹(22)の出場義務試合数が問題になった。松山は2013年賞金王資格で18年までの5年シードを持っている。ところが米ツアーなど海外で戦う長期シードを持つ選手にも5試合の出場義務試合数を新たに設けて、クリアできないときには15年のシードを剥奪すると発表。日本ゴルフツアー機構(JGTO)との間でもめた。丸山茂樹プロも日本ツアーで10勝を挙げながら、米ツアーのようにツアーバッジがもらえないため、試合会場入りするときに不便を感じている。

――日本ツアーにおかしいところはほかにもありますか?

 ツアー自体が選手を軽んじている。リスペクトが感じられないのです。現役を終わった選手はどうでもいい。現有戦力だけいればいいといった感じです。例えば横尾要(ランク26位)もこの前、近藤共弘(同17位)と小田孔明(同24位)に生涯獲得賞金を抜かれました。

 でも横尾も2年間、米ツアーで頑張っていた。そこで稼いだ賞金があるのです。なぜ、そこを配慮しないのか。それを足してくれればいいだけの話です。ボクも日本ツアーで8ミリオン、米ツアーで13ミリオン稼ぎました。でも米ツアーの賞金は別で、日本での賞金額しか載っていません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    全国を巡ってきた僕がイチ押しの温泉は鹿児島県姶良市の重富温泉…望みをすべて叶えてくれる癒やしの施設

  2. 2

    ハワイのソニーオープンで思い出す 藤田寛之さんと1カ月の「ぜいたく合宿」で覚えた猛烈ホームシック

  3. 3

    キャディー仲間からは「もったいない」…かつて実績のある2人からのオファーを断ったワケ

  4. 4

    原英莉花を待つ米女子下部ツアーの厳しい「数字」…移動も過酷、ギャラリーもほぼゼロ

  5. 5

    令和を迎えたツアープロのランチ事情…プロがまともな食事がとれませんからキャディーはなおさらです

  1. 6

    米女子ゴルフ初参戦の竹田麗央 あるぞ初戦でいきなりV争い【日本時間今夜開幕】

  2. 7

    プロキャディーのシーズンオフは人それぞれですが、僕が毎年やっていることは何でしょう

  3. 8

    追悼・プロゴルファー田原紘さん 多くのアマチュアに慕われた「レッスンの神様」

  4. 9

    QT目前に上井邦浩君に起きた奇跡の逆転シード入り…最終ホールで《トドメを刺されたな》とうなだれた直後のまさか

  5. 10

    岩井姉妹はヨネックス、勝みなみは母親、下部ツアーの原英莉花は? 気になる米ツアーのサポート体制

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も