<第4回>松山英樹は英語スピーチで面白いこと言えばよかった
メモリアル・トーナメントでも18番ティーショットの後に、マイク支柱にドライバーシャフトが当たって折れましたが、それぐらい熱いファイティングスピリットはいいんです。米ツアーのティーグラウンドなんて、ほとんどクラブをたたきつけた跡ばかりです。クラブをへし折ろうが、ブン投げようが、100万人が見てますから。ただ自分の意見はしっかり伝えないといけない。アメリカの学校教育って、必ずみんなの前でスピーチをやるんですよ。自分の意見を自分の口で、人前で発表するんです。言葉数が少ないのは、日本なら沈黙は金と評価しますが、アメリカでは受け入れられない。優勝した時にホストのジャック・ニクラスの前で、何か面白いことを言えばよかったんです。
米ツアー転戦に慣れて、英樹もこれから変わっていくでしょう。(つづく)