なでしこ不協和音…“沢外し”で衰えた佐々木監督の求心力

公開日: 更新日:

 11年女子ドイツW杯優勝の立役者にして「国民栄誉賞」のMF沢穂希(36)が、なでしこジャパンの佐々木則夫監督(56)に対して「もの凄く怒っている」(女子サッカー関係者)という。

 13日、佐々木監督が3月にポルトガルで行われる「アルガルベ杯」(3月4日開幕)の代表メンバー(登録枠23人)を発表した。そこに沢の名前はなかった。アルガルベ杯は、6月6日にカナダで開幕する女子W杯の前哨戦と位置付けられ、佐々木監督自身が「アルガルベからW杯までに入れ替えるのは数%」と明言している。95年のスウェーデンW杯(当時は世界選手権)以来、男女通じて初となる「沢のW杯6大会連続出場」は、事実上なくなったも同然なのである。

「沢は昨年12月に右ヒザを痛め、体調がイマイチというのもあるが、そもそも沢はここ1年、年齢的な衰えもあってパフォーマンスがガタ落ち。佐々木監督は、昨年10月のカナダ遠征から外した時点で沢のカナダW杯メンバー外を決めていた。しかし、日本女子サッカーのレジェンドである沢に引導をいつ、どうやって渡すのか、悩んだ揚げ句に佐々木監督は、沢との連絡を絶つことを選択した」(前出関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…