聖子妊娠に「裏取れ」ツイート 仰天逸話が語るダルの“価値観”
3年夏、ダルにとっては最後の甲子園の3回戦で、東北は千葉経大付に敗戦。最後の打者になったダルは打席で苦笑し、見逃し三振に倒れた。点差は2点。高校球児が100人いれば99人は自分が奇跡を起こそうと目の色を変えるケースでも、ダルは打席で「オレが最後の打者でいいのかな」と考えていたという。
翌年のセンバツ出場をかけた2年秋の東北大会決勝当日に朝寝坊。カップうどんをすすって盛岡大付打線を完封した。
投手として目の前の試合に勝ちたいという欲はあっても、甲子園だから燃え尽きるとか、甲子園がかかっているから特別な試合だという感覚はダルにはなかった。ダメだと思ったらどんなケースでもマウンドを降りるし、センバツがかかっていようと寝坊もした。
そのスタンスは少年野球時代から、いや、いまも基本的に変わらない。相手が好きだから付き合うし、男女が大人の付き合いをすれば子供だってできる。ダルには自然で当たり前のことなのだ。