他球団が警戒 日ハム大谷が見せた“新球”はブラフか本物か?

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「やり残したことはない」

 日本ハムがキャンプを打ち上げた27日、こう言った大谷翔平(20)の「新球」に他球団が警戒を強めている。

 17日の韓国KIA戦で1球だけ投げたボールがそれで、厚沢投手コーチは「(打者を三ゴロに打ち取った)あのチェンジアップはいいね。今年初めて投げた。空振りとファウルが多い投手だから、前に飛ばされるのがいい。球数も減るし、相手に『あるぞ』と思わせることで戦い方も変わる」と話した。

 だが、その1球をチェンジアップと言い切ったのは厚沢コーチのみ。試合を視察した西武の亀井スコアラーは「大谷はこれまでと違った変化のスライダーを投げた。直球の軌道で横に滑るから、打者もつい手を出して凡打になりやすい」と言った。ネット裏では「あれはフォーク?いや、なんだろう?」とクビをひねるプロ野球OBもいたほど。同じ球なのに諸説紛々なのだ。

 大谷は1年目にチェンジアップを投げていたものの、精度が低く封印。去年の秋季キャンプから再び練習するようになった。本人は24日の紅白戦でも試投したと言っているとはいえ、本当にチェンジアップを手の内に入れたのか。

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