日ハム斎藤佑“ラストチャンス”乱調 投手コーチも厳しい評価
首の皮一枚だ。22日のオープン戦(対ヤクルト)に、日本ハムの斎藤佑樹(26)が3番手投手として登板。これまでは2度の実戦でピリッとせず、この日の試合が先発争いのラストチャンスと言われていた。
結局、五回から4イニングを投げ、2安打3四球1暴投で2失点。それでもこの投球を絶賛したのが栗山監督だった。
「球は良くなってるよね。あれだけ球が良くなれば、投球の幅も広がる。それだけに(六回の先頭から)連続四球はもったいないねえ」
斎藤に関する質問には笑顔で答えていた指揮官。しかし、本当にそこまで褒める内容なのか。1イニング目の五回はMAX143キロを投げ、右打者の胸元をえぐるシュートも披露。七回も打者3人を軽くねじ伏せた。が、六回と八回は制球がバラバラ。130キロ台に落ちた直球はベース手前で垂れていた。
これでは、先発ローテに食い込めるかは疑問。そこで日刊ゲンダイは厚沢投手コーチを取材。
「あんなにボール球ばかりでいいんですか? 出来、不出来の差が激しいですね」と聞くと、「(質問が)ガンガンくるね」と笑った後、真剣な表情でしばらく考え、こう話した。