“発掘人”に聞く ハリルホジッチ監督で日本代表はどう変わる
――確かに長友の右サイド起用は、非常に興味深い。長友は右利きのため、左サイドでは切り返しての右足クロスが日本代表でも目立ちました。右サイドならタテへの突破も増えるでしょう。左サイドはサイドバックの太田と武藤のFC東京コンビという手もあります。最後にハリルホジッチ監督で日本のサッカーはどのように変わると思いますか。
「ハードワーク、攻守の切り替えの早さ、規律などがキーワードですが、選手の個性は十分に尊重すると思います。複数のポジションをこなせる選手、オシムさんの言うところの《ポリバレントな選手》は必ずセレクトするでしょう。さらにジョーカーとしてスピード、突破力など《違いの出せる選手》も3人くらいは必要になってくる。年齢で選手を判断することはなく、例えばG大阪MF遠藤もピークを維持していれば使うでしょう。ただし、チームの軸に固定することはないと思います。いずれにしても、チーム内の競争が激しくなるのは間違いありません。どれだけ日本代表が活性化していくのか、今後も注視していきたいと思います」
■サプライズは8月の東アジア杯で