“発掘人”に聞く ハリルホジッチ監督で日本代表はどう変わる

公開日: 更新日:

「ハリルホジッチ監督のサッカーでは、サイドアタッカーには迫力と鋭さが必ず要求されます。しかし、現代表で条件を満たす選手は、武藤くらいしか見当たりません。本田と香川は、サイドではなくて内側のポジションで起用される公算が大きくなります。しかし、サイドアタッカーを左右に置けば、内側のポジションがひとつ減ることが予想され、そうなると本田と香川の両立は難しくなります。2人のうちどちらかを削らざるを得ない場合も出てくる」

――攻守にハードワークを求めるハリルホジッチ監督なら、残すのは本田ということになるでしょう。ともあれ、Jリーグ全体の傾向としてポゼッションサッカーを志向するチームが多いため、どうしても迫力と鋭さを持ったサイドアタッカーが育ちにくい環境にあります。

「万能型の乾もいますが、サイドのスペシャリストが武藤ひとりでは厳しいので浦和の関根、柏の大津、広島の柏らが候補になるかもしれません。あと、長友を左サイドバックではなく、サイドハーフとして起用するのも面白いと思います。長い距離を何度もスプリントできる長友は、ハリルホジッチ監督のサッカーでキープレーヤーになるかもしれません。それも左ではなく、右サイドハーフとして右サイドバックの内田とコンビを組ませるのはいかがでしょうか」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動