「ダメなら引退しようかな」 二軍でリハビリのDeNA岡島が弱音
「状態は上がったり下がったりですね……」
元メジャーリーガーに明るい表情はなかった。今季、ソフトバンクからDeNAに移籍。日米通算22年目を迎えた大ベテランは、春のキャンプ終盤のランニングの際に左膝を故障し、開幕一軍を外れると、ここまで二軍でも一度もマウンドに立っていない。ひっそりとリハビリ生活を送る左腕を直撃した。
――痛めた膝の具合はどうですか?
「まだ完全じゃないですね。膝付近の違うところに張りが出たり、左膝にタメができないので、苦しいところです。復帰のメド? まだ立ってないです。キャンプで故障した時は、5月中には一軍に上がって投げたいと思っていたんですけどね。6月には間に合う? ウーン、急に良くなったりもするから、あるかもわかりませんけど……(苦笑)。頑張りますよ」
――4月に第4子(三男)も誕生した。いつまでも二軍にはいられない。
「そうですね。でも、ケガには勝てません。こういうリハビリ生活を送るのは初めてのことですから。正直、精神的に参ってます。ストレスもたまりますしね。膝だけじゃなくて、へんとう炎で熱も出ましたし。初めてのことが結構多くて、ツラいというのはあります。精神的な疲れがあるのか、免疫力が下がって、喉にきたのかなと……。自宅から(二軍の)練習場まで1時間20分ほどかかるんですけど、ちょっと移動距離が長いですからね(苦笑)。早く一軍に上がって貢献したいです」