交流戦絶好調の阪神 マートン&メッセが“尻に火”点いたワケ
問題助っ人が連日の活躍だ。
阪神は7日の日本ハム戦、マートンが決勝打を含む3安打2打点と勝利に貢献。お立ち台で「ボチボチでんな」と関西弁で笑顔を見せた。6日にはメッセンジャーが8回無失点の好投で大谷に投げ勝ったばかりだ。
マートンとメッセはこれまで、自身の不調に加え、緩慢プレーでチームをひっかき回してきた。マートンは気のない守備で投手の足を引っ張り、何度も乱闘騒ぎを起こした。メッセは4月にバントのサインを無視して球団から事情聴取され、不調で二軍降格も味わった。
2人の不調と増長に合わせるようにチームは開幕からBクラスの低空飛行が続いた。マートンは年俸4億5000万円+出来高、メッセは13年から2年総額5億円(ともに推定)と高給を食んでおり、OBやマスコミからも「助っ人偏重のチーム編成の弊害だ」「こんな増長するような助っ人はクビにすべき」との声も出ていた。
そんな2人がここに来てギアを上げた。メッセに至っては二軍調整中に減量したそうだから、「ならば開幕からきちんと絞っておけ」と言いたくもなるが、ようやく気を吐いたのは自身の去就問題とも無関係ではないだろう。