元同僚が“橋渡し” 阪神の問題児マートンをソフトBが狙う
手がつけられなくなってきた。阪神の助っ人・マートン(33)である。
13日のヤクルト戦で本塁突入の際に捕手・西田にタックル。直後にヤクルトベンチへ暴言を吐き、両軍が一触即発となる騒ぎを巻き起こした。その2日前の11日には打撃不振によるスタメン落ちを首脳陣から通告され激怒。試合前から報道陣に「シーユーアゲイン」とやる気のなさを示し、試合後には球団関係者にすら挨拶せず無言で球場を後にした。
昨年、打率.338で初の首位打者になったのがウソのように、今季は37試合で打率.241、0本塁打、11打点とサッパリ。13年から続く3年連続3割も厳しい状況だ。このまま阪神がBクラスでシーズンを終えれば、マートンは間違いなく戦犯扱い。そうでなくても一塁への全力疾走を怠るなど、攻守に緩慢なプレーが目立つようになってきて、チームが手を焼いているのが実情だ。
オフの解雇も現実味を帯びるが、そんな状況を歓迎しているのがソフトバンク。阪神解雇なら獲得に乗り出す可能性があるからだ。
ソフトバンクの助っ人は今季、主砲の李大浩に、先発のスタンリッジ、守護神サファテ、セットアッパーのバリオス、二軍にいるバンデンハークと盤石だが、オフには2年契約が切れる李がメジャー移籍の可能性を残す。仮に李が退団となれば、主砲の穴埋めとしてマートンを最有力候補に挙げているという。