噴火警戒レベル3で入山規制 箱根駅伝から“山の神”が消える

公開日: 更新日:

■迂回ルートが浮上

 とはいえ、箱根駅伝は今や正月の国民的行事で、陸上界きっての大イベント。簡単に中止にはできない。そこで、関係者の間で模索されているのが、往路の山登り(5区)と復路の山下り(6区)の一部コース変更だという。

「5区と6区は今も警戒エリア外ですが、コース内にある小涌谷温泉付近は、大涌谷の立ち入り規制エリアから直線距離にしておよそ3キロしかない。仮に小規模噴火が続けば、選手や沿道のファンにも危険が及びかねない。そこで、箱根湯本の手前から山に入らず、そのまま国道1号を通って芦ノ湖に向かう迂回ルートが浮上しているそうです。このコース変更を採用すると、箱根駅伝の最大の見せ場である山登りと山下りがなくなり、魅力が半減してしまう。距離短縮による記録的な問題もあって、簡単にはいきませんが、今以上に箱根山の状況が悪化すれば、ルート変更もやむなしとなるかもしれません」(前出の関係者)

 数々の伝説を生んだ「山の神」は今後、見られなくなってしまうのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出