今田竜二は今季65万円…賞金少ないプロはどうやって稼ぐ?
【平和PGMチャンピオンシップ】
米ツアー1勝で、海外で戦っているイメージが強い今田竜二(39)が、日本ツアーに出場している。
14歳で単身渡米し、米ジョージア大学時代はタイガー・ウッズと競い合い、中退後の05年に米ツアーメンバーになった。08年AT&Tクラシックで日本人3人目となる米ツアー優勝。年間獲得賞金が約303万ドルを稼いだこともある。
05年から8年間、米シードをキープしたが、12年に喪失。翌13年は日米合わせて賞金約1392万円。14年は同1721万円。今季は米ツアーで4試合、下部ツアーも2試合連続で予選落ちするなど、稼ぎはゼロ。国内ツアー3戦出場も賞金はわずか計65万9600円しかない。日米でシード権のない今田は、推薦などを除いて出場機会も限られる。
今田の財布の心配をするわけではないが、ウエア、クラブメーカーとスポンサー契約があってカネは入ってくるとはいえ、本業で賞金ゼロでは「大丈夫なの?」と心配になる向きも多い。
「日本で賞金だけで食べていけないプロは、タニマチに個人レッスンをして小遣いをもらっています。今田くらいの知名度があれば一緒にゴルフをしてかなり稼げますが、米国在住なのでなかなかそうもいかない。米ツアー1勝といえば青木功さんと松山英樹と一緒ですが、じゃあ、今田で商売となったら、日本では知名度はイマイチです」(ツアー記者)
今田は日本での営業活動の厳しさを、ヒシヒシと感じているのかも知れない。