日本人選手もいる ドーピング検査時「不在」でリオNGの恐れ

公開日: 更新日:

 女子棒高跳びの世界記録(5メートル06センチ)保持者のエレーナ・イシンバエワ(33=ロシア)が噛みついた。

 17日、ロシア陸連による組織的なドーピング問題で国際陸連から暫定資格を停止されたことに「なぜ、違法な薬物を使っていない選手まで責められるのか。個々に対応すべきだ」と不満を爆発させた。

 反ドーピングへの対策を怠れば、ロシアの陸上選手は来年のリオ五輪に出場できない可能性もある。今回はロシア陸上界がやり玉に挙がっているが、日本の選手に「クロ」はいないのか。

 禁止薬物の使用はともかく、実はドーピング違反として罰せられる可能性のある選手は少なくないという。

 日本反ドーピング機関(JADA)は各競技の強化指定選手に対して「居場所情報」の提出を義務付けている。練習拠点や自宅での抜き打ち検査を行うためだが、申告された日時に所在がつかめない場合「居場所情報義務違反」になる。1年半の間に「不在」が3度になると、悪質な検査逃れと認定され、世界選手権や五輪などの国際大会への出場停止処分が科される。日本国内でペナルティーを受けた例はないものの、海外では検査結果はシロでも「不在」が3回にのぼり違反と認定された選手が何人かいる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇