マエケン直訴も…メジャー挑戦のカギ握る広島・黒田の去就
「来週末くらいには方向性を」
メジャー挑戦を直訴した前田の希望を容認するか否かについて、広島の鈴木球団本部長がこう言って、一つの区切りを設けた。
広島OBは「11月30日に行われる選手会納会がカギを握るんじゃないか」と、こう続けた。
「納会にはシーズン終了後にロスに戻った黒田博樹(40)が出席する可能性がある。黒田は40歳の体にムチ打って11勝を挙げるも、現役続行か引退か去就を明らかにしていない。もし納会不参加となっても、近日中には来日することになっているから、そこで球団と来季について話し合うはず。チーム内では、黒田の現役続行を熱望する選手、関係者が納会、納会ゴルフで黒田に残留を願い出るつもりだと聞いている。男気のある黒田だから、彼らの熱意をむげにはできないだろう」
広島にとっては、前田と黒田が同時に退団されたら困る。軸になる投手が2人も欠ければ来季は苦戦必至だ。
納会前後に行われるとみられる黒田と球団との“会談”で、現役続行の可能性が見えるかどうか。そうなれば、マエケンのメジャー挑戦への背中を押すことだろう。
前田はこの日、改めて「行きたい思いは消えることなく強くなる一方です」と、メジャーへの強い思いを明かした。ドジャースなど複数球団が獲得に関心を示している。
結論は、まもなく出る。