格下アジアンツアーで苦戦…タイにも抜かれた日本の惨状
【タイランド選手権】
アジアンツアーの今大会には、日本ツアーから5選手が出場している。大会2日目が終わって片山晋呉(42)はトップと10打差の通算3アンダー28位。宮里優作(35)は通算2アンダー38位、小平智(26)と川村昌弘(22)はイーブンパー58位と、予選は通過したが、そろって苦戦を強いられている。
アジアンツアーは日本ツアーより、格下扱いされている。それは日本ツアーの世界ランク(WR)対象の優勝ポイントが最低「16」であるのに対し、アジアンツアーは「14」であることからもわかる。先週、ベトナムで開催されたホートラムオープンで勝ったS・ガルシア(スペイン・WR12位)の優勝ポイントも「14」だった。
今回、片山がわざわざタイまで出かけたのも、トップ3に入ってポイントを獲得し、年内にWR50位以内資格で来年のマスターズの出場キップを手に入れるためだ。
ところが、そう簡単にポイントを稼げるほどアジアンツアーは甘くはないのを、片山も今ごろになって痛感しているはずだ。それどころか、タイの方が日本よりレベルが上かもしれない。地元タイにはWR28位のT・ジャイディーと、日本ツアーにも出場していたK・アフィバーンラト(同41位)がいて、2人がすでにマスターズ出場圏内につけている。