3倍増更改のSB柳田 米で日本人野手の“悪評”覆す可能性
今季、605打席で102四死球の柳田の出塁率は.469と高く、これに長打率.631を加えたOPS(出塁率+長打率、.900以上はAランク)は「1.101」。02年に巨人でシーズン50本塁打を放った松井秀喜(元レイズ)の「1.153」に迫る。
「過去の日本人野手で成功したのは、イチロー、青木のように安打を量産して足もある選手だが、柳田は長距離砲として唯一活躍した松井秀に迫るパワーを持ち、イチローには及ばないものの、守備も走塁もレベルが高いことも評価になる」(前出のスカウト)
今季、韓国人の姜正浩(28)がパイレーツで15本塁打を放つなど一定の数字を残した。これにより、今オフは朴炳鎬(29)がツインズと4年15億円、金賢洙(27)がオリオールズと2年8.5億円でメジャー契約。韓国人選手のパワーを評価してのことだ。
27歳でまだ成長の可能性を秘める柳田ならメジャーでもとんでもない成績を残し、ソフトバンクがひっくり返るくらいの莫大なカネを手に入れるかもしれない。