メジャー通の友成那智氏がパ・リーグ新外国人を“品定め”
パで評価が高いのは日本ハムのマーティン(右投左打)と西武の李振昌(右投右打)の投手2人だ。
「マーティンは速球の平均が152キロ。身長が203センチと高いので、ボールに角度が付く。いいカットファストボールとカーブがあるため、右投手なのに左打者に強いという長所があります。倉庫で3年働いた後、独立リーグ、マイナーリーグを歩んだ苦労人。ハングリー精神は旺盛です」(友成氏)
日本ハムは昨季、後半戦でリリーフ陣がバテて失速しただけに、抑えの増井につなぐセットアッパーとして計算が立てば大きな戦力になる。
西武も懸案のリリーフ陣を強化できそうだ。
「李振昌はサイドハンドから150キロの速球を投げ込む右腕。かつてヤクルトに在籍した林昌勇に似たタイプです。球威はあるが制球がいまひとつなので、クローザーよりセットアッパー向き。インサイドを果敢に突く強気の投球が持ち味で、その分、死球は多い」
2人に次いで高評価はオリックスのコープランド(右投右打)だ。