ダウンの切り返しではシャフトを寝かせるのが世界基準
先週の欧州ツアー、アブダビHSBCゴルフ選手権は最終日、単独首位に立ったリッキー・ファウラー(米)が69でプレーし、通算16アンダーで逃げ切った。これで欧州ツアー通算2勝目、世界ランクも4位まで上がっている。
ファウラーのスイングはゴルフ雑誌でも度々紹介されているが、特徴的な点が2つある。
ひとつはフェースの使い方。トップでフェースが真上を向くシャットフェース。フェースをシャットに使うことで、今どきの重心距離が長い大型ヘッドをうまく使いこなしている。
もうひとつの特徴はトップの高さ。他の選手に比べるとトップの位置が低い。フラットなトップから切り返し、ダウンスイング前半部分では、シャフトがかなり寝ている。
さて、このダウンスイングのシャフトの角度。ゴルフ雑誌のレッスン記事を読むと、「ダウンスイングでシャフトを立てろ」という記事が目立つが、ファウラーの場合、シャフトは全然立っていない。45度ぐらいの角度で寝ているが、実は我々アマチュアも、ファウラーのようなスイングを目指した方がいい。