初ブルペンをナイン絶賛 巨人菅野の豹変に「原退任」効果
ガンガン投げ込んだ。巨人の菅野智之(26)が2日、宮崎春季キャンプで初めてブルペン入りし、捕手の相川相手に63球。直球の伸び、キレ、スライダーの鋭い曲がりを目の当たりにしたベテランの相川が、「去年とは球の質が変わった。別世界に行きそうな感じ。ボクが知っている菅野の球じゃない」と目を見開くデキだった。
本人は、「最初にしては良かった。(現時点の状態は)4年間で一番いい。調子に乗ってペースを上げたら水の泡。ペースを保ちながらやっていきたい」と涼しい顔だったが、見守った高橋由伸監督(40)も珍しく興奮気味にこう言った。
「凄い球を投げてたね。ビックリした。いい意味で心配になる仕上がり。開幕投手? 普通にいけばそうなる。まだ決めてないけど、本人もそのつもりでしょう」
慎重な指揮官が3年連続の開幕投手に言及するほどだった。
これまでのキャンプはどちらかといえばスロースターター。その豹変ぶりに目を白黒させた某関係者は、「原監督退任効果でしょう」と言った。