侍Jにステータスなし? 主力選手軒並み辞退の“謎解き”
さらに、プロ野球OBは、「選手たちが強化試合に魅力を感じていない」と、こう続ける。「WBCとは違い、今回の強化試合は言うなれば、常設化をアピールしたい侍ジャパン、NPBにとっての資金集めの場です。代表メンバーとして存在感をアピールしたいと思う選手は別ですが、特に大谷、藤浪ら先発投手が軒並み辞退したのは、開幕に向けての調整を崩してまで出たいとは思っていないことが大きいと思う。日の丸を背負うわけだから、出たら出たで力を抜くことはできませんしね。しかも、出場の“お手当”もせいぜい200万円程度という。給料の高い連中でなくとも、『開幕前の大事な時期に、そこまでのリスクを背負ってまで……』と考えるのも仕方のないことですよ」
小久保監督は懸案のリリーフ陣については、「今大会については2試合しかない。中継ぎという考え方というより、開幕投手候補や3連戦の頭に投げる投手が多数いるので、前もってイニング数を伝えながら、権藤投手コーチと決めていく」と苦しい胸のうちを明かした。