「日本にも2ndチャンスを」 ダルが清原覚醒剤逮捕で持論

公開日: 更新日:

「良くないことだけど、誰にでも間違いはある」――。

 レンジャーズ・ダルビッシュ有(29)が覚醒剤取締法容疑で逮捕された清原和博容疑者を擁護である。

 18日(日本時間19日)、キャンプ地アリゾナ州サプライズでの練習後に取材に応じたダル。親交があったという清原について聞かれると「ただ叩くだけでは何の解決にもならない」と話した。

 メジャーでは過去に薬物中毒やアルコール依存症に苦しんだ選手、指導者は少なくない。実際、レンジャーズでも同僚のジョシュ・ハミルトン外野手(34)が過去2度のコカイン中毒、アルコール依存症から再起した。ロン・ワシントン前監督(63)は10年にコカイン使用が発覚しながら、その後もチームの指揮を執った。現在はアスレチックスの三塁ベースコーチを務めている。12日にはメッツのヘンリー・メヒア投手(26)が3度目の薬物規定違反で永久追放処分になったが、ドーピングに関しては2度目の発覚までは選手生命を絶たれない。

 薬物やアルコール依存症から立ち直ったケースを間近で見ているからだろう。実名を挙げてメジャーの例を説明したダルは「こちらでは一度薬物に手を出しても、もう一度チャンスをもらっている。日本もセカンドチャンスを持てる社会にならないと」と更生後、球界などに社会復帰できる道筋を残すよう訴えた。

 昨年3月のトミー・ジョン手術から復活を目指すダルは、この日は19日のバッテリー組のキャンプインに備えて調整。キャッチボールでは相手を座らせチェンジアップを試投するなど、仕上がりの良さをアピールした。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭