強風でもきっちり制球 日ハム大谷の進化に他球団お手上げ

公開日: 更新日:

「対策? 弱点? こっちが教えてほしいよ」

 こう言って苦笑いするのが、パ球団のスコアラーだ。

 24日の韓国KIAとの練習試合に大谷翔平(21)が先発し、3イニングで1安打2四球、5奪三振。強風が吹き荒れる中とあってか初回は制球を乱す場面もあったが、二、三回は3者凡退に抑えた。

 取材した評論家の橋本清氏は「悪いなりの投球をした」と、こう続ける。

「風の影響もそうだが、本人は『リリースポイントが頭と離れすぎていた。感覚がズレていた』と話していた。ただ、二回以降にきっちり修正したのはさすが。そもそも、去年もこの時期は内容が悪かった。それでシーズン15勝ですからね」

 吉井投手コーチも「後は実戦で長いイニングを投げていけばいい」と、何の心配もしていない。

 オフに筋力をアップさせ、ますます進化した大谷。風については、「変化球は風で曲がりが変わるので、それも計算して投げていきたい。今日は(計算に)1イニングかかったけど、本当は1球で掴みたいですね」と言ってのけた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭