松山は完治しない可能性も…ゴルファーの股関節痛なぜ厄介

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「車に乗るときに足を上げることもできず、少しよくなって試合に戻ると、数ホール歩くと腰も足もおかしくなる。あらゆる病院を回り、何度レントゲンを撮ったかわかりません。それでも痛みの原因はわからなかった。74年から継続していたツアー優勝は、93年の東鳩レディスを最後に途切れました」と、日刊ゲンダイ本紙の連載で語り、「スイングで酷使する股関節を痛めると、ゴルファーは完治が難しい」とも語っていた。

 今季のメジャー初戦のマスターズ(4月7日開幕)は7試合後になる。それまで全く試合に出ないで休養にあて、メジャーにぶっつけ本番で臨むとなれば調整不足から、「鏡のような」と形容されるマスターズの高速グリーンで苦戦を強いられることになる。

 松山の場合、例年通りなら今週開催のWGCキャデラック選手権(米フロリダ州)に出場し、1週休みを挟んでA・パーマー招待(米フロリダ州)からオーガスタに乗り込むというスケジュールを組む。それも股関節の状態次第では白紙になるかもしれない。そうなれば、日本人悲願のメジャー優勝の夢が遠ざかってしまうことになる。

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