実力での評価にあらず ドジャース前田「先発3番手」の理由
メジャーで実績のある左腕2人に次ぐ先発3番手の位置付けだが、首脳陣は前田の力量を上から3番目に評価したわけではない。メディカルチェックで異常が発覚した前田の肩や肘の状態を不安視しているからこその先発3番手なのだ。
オープン戦は30日のインディアンス戦まで中4日で6試合の登板が予定されているが、レギュラーシーズンに入るとドジャースの先発3番手はローテーションに余裕が生じる。
4月6日のデビュー戦を皮切りに前半戦は計18試合に登板する予定。開幕後は中5日以上のマウンドが2試合続き、中4日での登板が3試合続くのは5月の3戦だけ。前半戦は中5日が7試合と休養十分でマウンドに上がれるのだ。
これまでヤンキース・田中、レンジャーズ・ダルビッシュら多くの日本人投手が靱帯を痛めて長期離脱を強いられた。前田は現状、チームで唯一の先発右腕だけに「ノーモア ダル、田中」がドジャース首脳陣の本音に違いない。