ひしめく先発10人 ドジャース前田「ローテ落ち」に現実味
日本人ルーキー右腕が先発ローテ入りに目の色を変えている。
すでにキャンプ地アリゾナ州グランデールで汗を流しているドジャース・前田健太(27)。17日(日本時間18日)は短い距離でのキャッチボールとランニングを行っただけでクラブハウスを後にした。16日には正捕手グランダル相手に投球練習。20日のバッテリー組のキャンプインに向けて、ここまでは順調な仕上がりを見せている。初めてキャンプ地入りした際には「自分のペースを守っていきたいと思うけど、1年目ですしマイペースでやり過ぎるのも良くない。こっちではルーキーなので、アピールする部分はしっかりしたい」と話し、ペースを上げると強調したが、それも当然ではないか。
ドジャースの先発陣は質、量とも豊富で、オープン戦の結果次第では開幕からのローテ入りは厳しい状況だからだ。地元紙も含めた複数の米メディアによれば、今季の先発ローテーションはカーショウ(27=年俸約37億円)、カズミアー(32=約13億円)、アンダーソン(28=約18億円)、ウッド(25)の左腕4人に前田を加えた5人。前田は先発4番手で起用されるとみられているものの、チーム内にはこの5人以外にも実績ある先発投手がひしめいている。