勝手に制度変更も JGTO新副会長・松井功氏に良くない評判
評論家の宮崎紘一氏がこう言う。
「自ら70歳定年制を導入しておきながら、74歳でJGTOの副会長に就任するなんて、どう考えてもおかしいですよ。しかもJGTOは17年前、内輪もめの末、PGAから分離独立してできた組織です。いわば両組織は犬猿の仲だった。松井PGA元会長は、JGTOの台所事情が苦しいところに付け込んで、傘下に収めようとしていた。そういった経緯があるのに、何食わぬ顔で副会長職に納まるのですから、節操がないというか、厚顔無恥も甚だしいですね」
JGTO副会長の就任会見では、PGA在籍中に「シニアツアーを3試合から11試合まで増やした」と自らの功績をアピール。「青木会長には会長職を優先してもらう。メジャーなどには出場しても構わないが、それ以外はツアーのために仕事をして欲しい」と注文も忘れなかった。
「会見では青木のことを大親友と言っていましたが、そうやっていかに自分に力があるか、自慢したがるところがある。副会長という立場上、黒子に徹して陰で青木を支えるのが本来の役目のはずです。それが目立ちたいものだから、すぐ出しゃばろうとする。とりわけ地位に対する執着心は半端ではありません」(前出の宮崎氏)